転職クエスチョン

初転職でキャリアチェンジを実現したノウハウを公開してます。現在は転職エージェントに勤めており、転職活動やキャリアのリアルな情報をお伝えします。

転職活動における面接に向けた転職理由の作り方について

面接が近づくと面接準備を始める方が多いですが、自己PRと同じくらい悩むのが転職理由です。

そもそも転職理由って、

 

「辞める理由?」

「応募した仕事をやりたい理由?」

「応募企業に入りたい理由?」

「辞めることになったきっかけ?」

 

色々と思いつくのがあります。

今回は、相手がどんな面接官であっても使うことが可能なオーソドックスな転職理由の作り方と伝え方をご説明します。

 

こちらは私がおすすめする転職サイトと転職エージェントです。

tenshoku-question.hatenablog.com

 

 

まずは転職理由を分類し答えを作る

転職理由は様々な答え方があります。

まずは転職理由を以下に分類することを理解します。

 

①応募企業に入りたい理由

②応募職種をやりたい理由

③応募職種をやりたいと思ったきっかけ

④退職した(しようと思った)理由

 

このうち、重要度に優先順位をつけると

①=②>③>④

になります。

企業は自社があなたを採用する理由があるかどうか、によって採用の合否を決めます。

極端なことを言えば、あなたが辞める理由なんて関係なく、うちの会社でどんなことをしてくれるのか、だけを見てるのです。

従って、”将来何をしたいか、どうなりたいか”の重要度が高くなるのです。

続いて、各分類毎の解説と作り方を説明します。

 

①応募企業に入りたい理由

ここは最も重要な分類の1つですね。

特に伝えるべきは、

「何故、他の企業ではなく御社を志望するのかと言うと、理由は・・・」

です。

「同業他社じゃなくてなんでうちなの?」や、

「それならこの業界じゃなくてもいいじゃん」みたいなツッコミが入らないような転職理由を考えなければなりません。

下記を参考に作成してみてください。

・企業のコーポレートサイトを見て、会社の理念やポリシーと自分が実現したことがマッチしていることを伝える

 例→顧客と共にリスクをとって一体となって課題解決の支援をするポリシーは私が大切にしてきた精神とまさにマッチしている

・企業が他の同業他社と異なる点を元に、他の会社ではダメな理由を伝える

 例→業界のリーディングカンパニーであるため市場に潮流を生み出すリソースを他社に比較して保有しており、私が成し遂げた買ったこれまでなかったサービスを市場に提供することが可能

 

②応募職種をやりたい理由

ここも最も重要な分類の1つですね。

特に伝えるべきは、

「何故、他の職種ではなく今回の職種を志望するのかと言うと、理由は・・・」

です。

キャリアチェンジ志望の場合は「今の職種でもいいじゃん」や、

「応募以外の別な職種でもいいよね」だったり、

キャリアチェンジでなくても「今の会社でもいいよね?」

みたいなツッコミが入らないような転職理由を考えなければなりません。

下記を参考に作成してみてください。

・成し遂げたいことを伝え、その手段としてその職種でなければならないことを伝える

 例→これまで営業だったが、売り方やマーケットの選定は自分でコントロールでき無い。私はまだこのサービスを利用したことが無い困っている顧客にアプローチをしてその方の課題解決をしたく、そのためにはマーケティング職として市場開発や選定を自分の手で行いたい。

 

 

③応募職種をやりたいと思ったきっかけ

②とそこまで変わりは無いのですが、②の納得感を高めるためにきっかけを話します。

例えば②で完璧な答えが返せたとしても、

「筋は通ってるけど胡散臭いな...」なんて思われることがあります。

そのため、何故その仕事をしたいと思ったのかきっかけをお伝えすることで話に信憑性を感じさせるための効果があります。

下記を参考に作成してみてください。

・何故その職種をやりたいと思ったのか、そのきっかけを原体験と絡めて伝える。

 例→私が担当していた顧客の業界は横の繋がりが強固で、どの顧客が困っているかを教えてくれました。もちろん紹介してくれた顧客にアプローチをしますが、顧客分析をすると自社がターゲットにしていなかった特定の層にニーズがあることがわかりました。それを自社に伝えましたが、これまで通りの営業活動を行い、市場の開拓を行わないと言われました。困っている顧客の支援ができないことにもどかしさを感じ、○○の職種に興味を持ちました。

 

④退職した(しようと思った)理由

これは積極的に話さなくていいものです。

面接で転職理由は?と聞かれた場合は、①〜③を答えるといいでしょう。

多くの場合は、それで終わります。

さらに疑問を持たれて深堀りされた時に、初めて④を答えてください。

大切なのは、

・他責でなく自責であること

です。

他責とは会社や顧客、特定の人物のせいにすることで、自責は自分の責任にすることです。

例えば、

自社のプロダクトが競合より劣っていて全く売れなかった

これが転職理由だった場合は他責になるので自責に変換する必要があります。

これを自責に変換した一例は下記の通りです。

「顧客では他社のプロダクトが性能も良く価格も安価なため購入しないと言われることもありました。しかしながら自社のプロダクトは○○に強みがあり、私が担当した顧客の課題のボトルネックを一気に解決できるツールだったのです。そこを説くべく商談を重ねましたが、顧客の心に響かなかったのか、他社に負けることが続きました。売れなかったことを提案力と課題設定し、売り上げを残せている先輩とロールプレイングを行い、提案力を磨き成績は上昇しましたが、目標を達成することができなかったのは本当に悔しかったです。」

 

転職理由の作り方は、因数分解し回答の優先順位をつけることです。

ここまでシャープになっていると聞きて(面接官)は聞きやすいものです。

面接準備は大変ですが、自分の仕事人生を振り返るきっかけにもなりますので前向きに頑張りましょう。

 

面接の中で、併願企業を伝えるべきかどうかをまとめた記事もあるので参考にしてください。

tenshoku-question.hatenablog.com

 

また、何から手をつけていいのかわからない方はこちらを参考にしてください。

 

tenshoku-question.hatenablog.com

 

 

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