志望動機と志望理由の違い
面接で想定問答を準備したり、企業に提出する資料を作成する中で志望動機だったり志望理由と言う言葉が出てきますが、何か違いはあるの?と思ったことがあると思います。
似ているようで微妙に違う言葉で、企業によっては同義として整理されてることもあると思います。
言葉の定義を考えることは大切なことでありながら時間を要しますので、できれば早く理解して先に進みたいですよね。
念には念を入れてこの違いを明確にしておきたいと考える方に向けて、辞書の定義を元に、使い方の違いについて解説します。
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志望動機とは
「動機」とは人が意思決定したり、行動したりするための直接的な原因を示す言葉です。
いわゆるきっかけ的なもので、誰がみてもそうなると言うような普遍的なものではありません。
したがって、志望動機を聞かれた場合は、
・「御社(応募した職種)がいいなと思った理由は〜」
・「御社(応募した職種)がいいと思ったきっかけは〜」
このような答え方になります。
志望理由とは
「理由」とは物事がそうなった原因や根拠を示す言葉です。
原因や根拠なので、論理的整合性が必要になります。
したがって、志望理由を聞かれた場合は、
・「御社(応募した職種)でなければならない理由は〜」
このような答え方になります。
それでも志望動機と志望理由の違いがよくわからない
あると思いますし、面接官や企業が上記の定義のつもりで待ち構えているとは限りません。
したがって、定義にこだわるよりもコミュニケーションロスを生じさせないことが重要です。
面接官から「志望動機を教えてください」と言われた時は、
「御社を志望したきっかけは○○の時、○○を実現した企業が御社だったためです。○○と感じ、志望させていただきました。そして同じ事業を行う企業がいくつかある中、御社を志望した理由は○○だからです。」
と一気通貫で答えてもいいと思います。
もしくは、面接官に質問してみてもいいかもしれませんね。
ビジネスの世界では認識の齟齬で物事を進めてしまうと、取り返しのつかないことがたくさんあります。
そのため、質問することに不安があるかもしれませんが、質問することを是とするケースの方が多く、逆に「質問しやがって」と思われた場合は、そのような企業なんだ、と割り切った方が良いですね。
面接のケースを記載しましたが、エントリーシート等の提出の場合は、「志望動機」「志望理由」の両方が網羅された物を記載した方が良いと考えます。
どちらも網羅されていれば漏れが無いですからね。