待遇や環境に不満はないが長く勤めることに漠然とした不安がある
アドバイザーとして求職者と面談をしていると収入や福利厚生、社員の人柄や仕事内容に不満はないものの、定年まで勤めることに漠然とした不安がある方もよくいらっしゃいます。
このような方こそ、転職するしないはおいといて、自分の今後キャリアに向き合う良い機会を得た、と前向きに捉えて、考えてみるといいでしょう。
ただし、いくらリサーチが得意だったとしても、自分1人で考えることには限界があります。
先輩ビジネスパーソンやエージェント、しかも様々なレイヤーの方と相談し、自分なりのあるべき方向性を定めてみると良いです。
その入り口となる考え方について、ご紹介します。
こちらは私の転職活動体験談です。
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こちらは私がおすすめする転職サイトと転職エージェントです。
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不安は一体何なのかを捉える
不安があると言うことは、将来の姿がイメージつかない、と言かえることができます。
どんなを言語化して行きましょう。
例えば、実際に不安よくある例を記載します。
「理想の上司や先輩がいない」
こんな悩みをお持ちの方がいらっしゃるとします。
不安なイメージの具体化
なぜ理想の上司や先輩がいないと思ったのか、その理由を書き出してみます
1) 上司は今の自分と同じ仕事をしていて、飽きそうだしつまらなさそう
2) ビジネススキル的に微妙で、転職するとなったら、他社で雇ってもらえなさそう
3) 残業や休日出社で家庭との両立が難しそう
ポイントは、どんなタイミングで不安を抱いたのか思い出してみることです。
具体的な不安への問いかけと選別
さらに、「解消されたら現職に残りたいか?」の問いをかけてみます。
1) 上司は今の自分と同じ仕事をしていて、飽きそうだしつまらなさそう
「上司が営業と経理、マーケティングと色々な部署を渡り歩いていれば色々なことに携われることは楽しそうだし、現職に残りたい」
→今求めているのは「ジョブローテーションできる環境」と言うことになります。
2)「どの会社でも転職できるような専門性があって”○○×営業”の付加価値がつくので、安心して仕事できそうだし、他に不安要素がなければ現職に残りたい」
→「スキルが身についている状態を作りたい」と言うことになります。
3) 「残業ほぼ0で休日出社もない環境でもこの会社には残りたくない」
→現職に不安を抱くのは、他の要素が強い、と言うことになります。
事実を確認する
「ジョブローテーションできる環境」
「スキルが身についている状態を作りたい」
二つの求める環境が案出されましたが、今の会社にこの環境はないのかを確認する必要があります。
特に、人事回りは謎に包まれていることが多かったり、意外と要望を言えば通るケースがあります。
・希望出せばジョブローテーションできるのか?
・誰に言えばジョブローテンションできそうなのか?
・ジョブローテーションできたとしたら、自分が安心できるスキルは身につきそうか?
こんな風に確認します。
転職先に自分の求める環境があるか調べる
例えば現職に自分の求める環境がないことがわかったとします。
又は環境があるかもしれないが、実現可能性が低いことや不確定要素が多いこと場合も含まれます。
そうなると、社外に求める環境があるのかないのかを明らかにすることです。
残念ながら、自分が求めている環境は、現職が一番当てはまる、なんてこともよくあります。
それなら現職に残る理由がはっきりしますし、他社に環境があるのであれば、転職すれば良い、と言うことになります。
ネット上で情報することも良いですが、表面的なことしか理解できないことがほとんどです。
転職活動をすると、面接に向けてより熱心に企業研究を行うでしょうし、実際求人をみたり面接にいくことで、理解や印象は大きく変わります。
面接に行って内定が出たとしても、転職しなければならないことはないので、転職活動をしながら考えていくと良いですね。